九州北部に発達した雷雲 10日(月)頃にかけて梅雨前線が停滞 土砂災害に厳重警戒
九州北部地方 局地的な激しい雷雨
1時間降水量は、鹿児島県出水市で35.0ミリ(~6:23)、熊本県八代市で32.0ミリ(~8:40)、長崎県諫早市で30.0ミリ(~8:02)など、局地的に、道路が川のようになるほどの激しい雨が降っています。
予想降水量
7日6時から8日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県・福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県 120ミリ
8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県・福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県 200ミリ~300ミリ
その後、9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県・福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県 100ミリ~200ミリ
です。
これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、これからさらに雨量が多くなるため、土砂災害の危険度が高まる見込みです。土砂災害に厳重に警戒してください。
また、雷を伴って、短い時間に激しい雨や非常に激しい雨が降るため、道路の冠水や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。
土砂災害の前兆
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。