2週間天気 スギ花粉の飛散がピーク 春本番の陽気の日も 融雪災害に注意
1週目(28日~3月6日):4月上旬から中旬並みの暖かさの日も
気温は、あす28日(火)から3月1日(水)は平年を大幅に上回り、広い範囲で4月上旬から中旬並みの暖かさになりそうです。東京都心は、1日(水)は19℃の予想で、昼間は上着が必要ないくらいでしょう。ただ、2日(木)は気温が急降下。平年並みの所が多くなりそうです。前日との気温の差が大きいため、服装選びにご注意ください。4日(土)以降は、平年より高い所が多いでしょう。
2週目(3月7日~12日):朝晩と昼間の気温差が大きい
気温は、平年より高い日が多いでしょう。昼間は過ごしやすいですが、朝晩との気温の差が大きくなります。重ね着などでうまく服装を調節して、体調を崩さないようにお気をつけください。
積雪が多く残っている所では、気温の上昇と雨によって、雪どけが進みます。屋根からの落雪や傾斜地でのなだれに、十分ご注意ください。
九州から東北 スギ花粉がピーク
3月に入ると、九州から東北でスギ花粉の飛散がピークを迎えます。今シーズンの飛散量は、九州では例年並みの予想ですが、四国から東北では、例年より多いでしょう。特に、関東甲信では、非常に多く飛ぶ見込みです。
前シーズンと比べても、飛散量の多い所がほとんどで、特に、四国や近畿、東海、関東甲信では、前シーズンの2倍以上と、非常に多くなりそうです。これまで症状が弱かった方も、万全の対策が欠かせないでしょう。
多雪地域では、雪どけによる災害に注意
① 雪どけによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温が上昇したり、雨が降ったりした後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は、頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメット、滑りにくい靴を装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。