あす10日 東京23区でも積雪 交通機関に影響も 雪への備え 注意点は
あす10日(金) 関東甲信 東京23区でも積雪の可能性
今のところ、沿岸部では、次第に雨に変わる見込みですが、地上付近の気温が予想より低いと、雨に変わるタイミングが遅くなるかもしれません。その場合、市街地でも積雪が増えて、交通機関に影響の出る可能性があります。
11日6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
(長野県)20~40センチ
(山梨県)10~20センチ
(栃木県)北部山地:20~40センチ、北部平地と南部山地:10~20センチ、南部平地:5~10センチ
(群馬県)北部山地:20~40センチ、北部平地と南部:10~20センチ
(茨城県)1~5センチ
(埼玉県)北部・南部:5~10センチ、秩父地方:10~20センチ
(千葉県)北西部:1~5センチ
(東京都)東京23区:1~5センチ、多摩北部・南部:5~10センチ、多摩西部:10~20センチ
(神奈川県)東部・西部平地:1~5センチ、西部山地:10~20センチ
の見込みです。
積雪や路面凍結による交通障害に注意・警戒が必要です。また、電線や樹木への着雪、雪の重みによる建物(ビニールハウスなど)の倒壊にもご注意ください。
積雪が予想される際、用意すべきものは?
① 融雪剤やスコップなど除雪用具の確認をしてください。直前に準備しようとすると、手に入らないこともあります。
② 電気やガスの暖房が使えなくなる可能性があります。カイロや湯たんぽ、灯油ストーブなど防寒グッズを用意しておきましょう。
③ 湿った雪が電線などに着雪して、停電する恐れがあります。停電時にも情報が得られるように、電池式のラジオやモバイルバッテリーなどがあると安心です。
④ 低温で水道が凍結するおそれもあります。水道の凍結対策や飲料水の備蓄、生活用水用に浴槽に水をためておきましょう。
雪道の歩き方 ポイントは?
① 手をポケットに入れたり、歩きスマホをしたりするのは、大変危険です。手が使えないと、急な動きに対応できず、万が一、転んだ時に、大けがにつながりますので、絶対にやめましょう。
② 荷物は、なるべく手に持たないようにしましょう。バッグは、リュックサックなど背負うタイプの物がおすすめです。手が自由に使えるようにすると、いざという時に、けがを防ぐことができます。
③ もし転んでしまっても、体を強く打たないよう、洋服も工夫しましょう。厚手の服装だと、寒さを防ぐだけでなく、クッションの代わりにもなります。
④ 洋服の素材は、濡れにくく、撥水性のある素材のものを着用しましょう。洋服が濡れてしまうと、体が冷えやすくなってしまいます。
⑤ 歩くときには、なるべく狭い歩幅で、足をまっすぐ下に踏み込みましょう。そろそろとペンギンのように歩くと、転びにくくなりますので、覚えておいてください。
雪道の運転 注意するポイントは?
2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動しましょう。