2週間天気 10日(金)は太平洋側で荒天 都心など平野部で積雪か 花粉飛散増加も
1週目(7日~13日):10日(金)は太平洋側で荒天の恐れ
10(金)から11日(土:建国記念の日)にかけて、低気圧が発達しながら、日本の南を東へ進む見込みです。太平洋側では、局地的に雨や風が強まり、荒れた天気となる恐れがあります。また、上空に寒気が残った状態で低気圧が通過するため、内陸部は雪が降るでしょう。関東では東京都心を含む平野部でも雪が降り、積雪となる可能性があります。最新の気象情報を確認して、雪への備えをなさってください。
9日(木)から10日(金)頃は、北海道から関東にかけて、気温が平年より低くなるでしょう。東京都心では、10日(金)は5℃の予想で、グッと寒くなりそうです。日々の気温の変化が大きくなりますので、体調を崩さないようにお気をつけください。
南岸低気圧の進路で変わる 関東の天気
① 南岸低気圧が八丈島の北を進む場合、関東には低気圧の降水域がかかり、暖かい空気も流れ込みます。そのため降るものが雪ではなく、雨になりやすくなります。
② 南岸低気圧が八丈島の少し南を進む場合、関東には降水域がかかる一方、北から冷たい空気を引き込みます。そのため雪が降りやすく、時には大雪になります。
③ 南岸低気圧が八丈島の南を進む場合、降水域そのものが、関東の陸地まで届かず、雪も雨も降らないことが多くなります。ただ、冷たい空気が南下するため、関東では、雲が広がりやすくなります。
南岸低気圧の進路と八丈島の位置関係は、関東の雪を予報する目安の一つではありますが、決め手はこれだけではありません。関東で大雪になるかどうかは、低気圧の発達度合い、進む速度、気温の低下、湿った空気の流れ込みなどに左右されます。①のように雨でも、降り方が強まると、周囲の空気が冷やされて雪に変わることもあります。
普段雪に慣れていない地域で雪が降ると、交通機関に影響の出る可能性がありますので、最新の気象情報をこまめに確認なさってください。
2週目(14日~19日):気温の変化が大きい
気温は、16日(木)頃にかけて、平年より低い所が多いでしょう。関東から九州でも、ひと桁にとどまる所がほとんどで、万全の防寒対策が必要です。17日(金)からは、気温が上がり、北海道でも真冬日から解放される見込みです。積雪の多い所では、落雪やなだれに十分ご注意ください。
来週末 九州で花粉の飛散が「やや多く」なりそう
この先、関東から九州では、花粉の飛ぶ量は、まだ「少ない」ですが、九州では、12日(日)には「やや多い」予想です。花粉症の方は、早めの対策をなさってください。