“2回目の梅雨"で稀な記録的豪雨 九州北部・山口県は再び危険
すでに年間の半分近くの雨量も
特に九州はこれまでの総雨量が多く、佐賀県嬉野市では11日から14日までの4日間で1000㎜を超える雨が降りました。
これは嬉野市で1年に降る雨の半分近くが、たった4日間で降ったことになります。
きょう15日は前線が南下しているため、九州北部や中国地方などは小康状態となっていますが、あすからは再び大雨となりそうです。
更なる大雨
その中でも特に九州北部(山口県を含む)が高確率です。 ※日本気象協会独自の予測
あすは再び前線が北上し、九州は広く雨が降るでしょう。滝のように非常に激しく降ったり、線状降水帯が発生したりする恐れがあります。
また、下の2枚の図は対象期間内に予想される最大24時間雨量(左)とその過去最大値(右)との比です。
右図は、その降水量がそれぞれの場所において過去最大の降水量と比較して何割に達するのか、ということを示しています。
これが100%前後に達すると、甚大な被害の発生する可能性が高まり、
150%を超えると犠牲者の発生数が急増する可能性があるという研究結果があります。
これらを見ると、すでに記録的な豪雨となっている地域に、再び大雨が予想されていて、
最大比でも九州北部、中でも福岡県や佐賀県、山口県で高い確率となっています。
これまでの記録的な豪雨により、土砂災害の危険度が非常に高まっている所や増水している河川があります。
新たな災害の発生する恐れがありますので、厳重に警戒してください。