北海道も季節外れの暖かさ 2月の最高気温更新した所も 今週は高温傾向続く
札幌は55年ぶりの二桁 その他も記録的な暖かさに
札幌は午後3時までに気温が10.1℃まで上がり、2月中旬までに二桁まで上がったのは55年ぶりのことでした。札幌市内でも、いたるところに水たまりができ、屋根からはポタポタと水が落ちるなど、雪解けが急速に進んでいる様子が見られています。
なお、以下は2月の統計史上、最高気温を記録した地点と午後3時までの気温です。
・苫小牧(胆振地方) 9.3℃
・長万部(渡島地方) 9.5℃
・江別(石狩地方) 10.0℃
・新千歳空港(石狩地方) 9.7℃
・豊頃町大津(十勝地方) 11.5℃
・弟子屈(釧路地方) 8.6℃
この先1週間も気温は高め 雪解け急速に進む

気温の高い日が多いということは、雪解けが急速に進みそうです。道路には大きな轍や水たまりができ、車がスタックしてしまったり、泥はねの恐れがあります。車を運転の際は埋まらないよう注意し、歩行者に優しい運転を心がけてください。
特に晴れて気温の高い日は日差しの影響も加わるため、さらに雪どけが加速する恐れがあります。また、雨の降る日は雪解け水に雨が加わって、なだれや土砂災害の危険性が高くなったり、アンダーパスなどが冠水することもありそうです。
外出の際は頭上や足元に注意するとともに、山間部や峠などではなだれや土砂災害にも十分注意し、傾斜地など危険な場所には近づかないようにしてください。
なお、このまま一気に春へ向かう、というわけではありません。
来週の中頃からは気温が平年並みか低めとなり、冬の寒さが戻ってくる見込みです。一度暖かくなって気持ちも緩んでしまうかもしれませんが、寒さや雪に対する注意は、まだしばらくの間必要になりそうです。