北海道の1か月予報 北の大地も異例の残暑 熱中症警戒 来週は台風の動きにも注意
1週目(~18日) 台風の動きに注意
明日(11日)の北海道付近は停滞前線を含む気圧の谷の中となるでしょう。日中は広く日差しがありますが、道北を中心に、にわか雨の所がありそうです。なお、明日の雨の量は多くはならないでしょう。
12日(土)から15日(火)にかけては日本海側を中心に晴れ間が出ますが、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、太平洋側では雲や霧がかかり、霧雨や小雨となることもありそうです。
なお、16日(水)以降は、台風7号の動き次第で、北海道への影響が大きく変わる見込みです。北上を続けて北海道に近づくようなことがあれば、大雨や荒れた天気となる恐れがあります。最新の気象情報や台風情報に十分注意し、非常用品の確認など備えは早めに行うようにしてください。
今日(10日)、午後4時までの最高気温は函館で35.4℃まで上がり、1872年の統計開始以来、最も高い気温を記録しました。また、後志地方の共和と檜山地方の厚沢部町鶉では35.0℃を観測し、統計史上初めての猛暑日を観測しました。
この先の気温も平年並みか高い日が多いでしょう。札幌では明日も2日連続の熱帯夜となる予想です。日中も札幌や旭川など内陸では30℃以上と厳しい暑さになる日もあるでしょう。熱中症や食中毒には引き続き注意してください。一方、太平洋側では平年より低い日もある見込みです。
2週目(8月19日~25日) お盆を過ぎても暑さは残る
気温は平年より高い予想となっています。
北海道では昔から「お盆を過ぎたら暑さが落ち着く」といわれることが多いですが、今年はお盆を過ぎても厳しい暑さは続きそうです。こまめな水分補給のほか、汗を多くかいた際は塩分も補給するなど、万全な暑さ対策を心がけてください。また、生鮮食品は早めに冷蔵庫にしまう、十分に加熱調理をするなど、食中毒にも注意が必要です。
3~4週目(8月26日~9月8日) まだ蒸し暑い日がありそう
南から暖かく湿った空気が流れ込みやすいため、9月に入っても上旬はまだ夏のような蒸し暑さになる日もある見込みです。
湿度が高いと、体の熱が外に逃げにくく、喉の渇きを感じにくいという特徴があります。首元などを冷やして体温を下げる、家の中では無理をせずエアコンや扇風機を利用するなど、暑さ対策を心がけてください。
なお、最新の3か月予報によると、9月の気温は平年並みの予想となっています。
9月の中旬以降はようやく夏の厳しい暑さが落ち着き、秋の爽やかな空気を感じられる日も出てくるかもしれません。