大雨の北海道 明日30日にかけてさらなる大雨の恐れ 土砂災害や河川の増水に警戒
記録的な雨となった所も
また、昨日の夜から今朝にかけて雨が強まった道北では、旭川市郊外のペーパン川があふれ、朝には住宅が浸水して住民が救助されたという情報がありました。
旭川市の降水量を観測しているアメダス3地点では、12時間降水量が旭川で75.5ミリ、瑞穂で79.0ミリ、江丹別で80.5ミリと、いずれも6月として統計史上1位の記録を更新しました。
今後も明日にかけて大雨の恐れ

しかし、その他の地域は引き続き明日の午前中にかけて広く雨で、この後の雨の中心は道南方面となりそうです。特に渡島や檜山地方では、明日未明にかけて雷を伴った激しい雨の降る恐れがあります。明日正午までの24時間で予想される降水量は、多い所で100ミリの見込みです。道南方面では、すでに100ミリを超える大雨となっている所がありますが、明日にかけての雨で、さらに量が増え、200ミリ前後の大雨になる恐れもあります。
土砂災害や河川の増水に警戒し、低い土地の浸水などにも十分な注意が必要です。なお、雨が弱まったりおさまったりしても、傾斜地や川のそばなどには近づかないようにしてください。
回復するのはいつ?
なお、全道広い範囲で晴れ間が戻るのは、明後日7月1日となりそうです。各地ですっきりと晴れて青空、とまではいかないものの、日中は日差しに恵まれる所が多くなる見込みです。