3日午後 東京都心など関東甲信でも天気急変 「激しい雨」「警報級大雨」のおそれ
午前中は 東北で「強い雨」を観測
この「上空の寒気」と「低気圧」に向かって流れ込んでいる「湿った空気」の影響で、午前中は、東北を中心に、大気の状態が非常に不安定になりました。
雨雲レーダーを見ますと、午前11時現在、東北の太平洋側では局地的に雨雲が発達しています。宮城県女川町では、午前2時43分までの1時間に25.5ミリの「強い雨」を観測しました。
午後は 関東甲信でも「激しい雨」「警報級の大雨」のおそれ
午後は、関東甲信でも、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達するでしょう。
局地的には、1時間に30ミリ以上~50ミリ未満の「激しい雨」が降りそうです。これはバケツをひっくり返したように降る雨で、傘をさしていてもぬれるくらいです。道路が冠水して、川のようになるおそれもあります。また、雨雲が予想以上に発達したり、雨雲が停滞した場合は「警報級の大雨」となる可能性があります。
さらに、発雷確率を見ますと、埼玉県・栃木県・群馬県で特に高く、70~90%です。東京都心でも発雷するおそれがあり、多摩地方などで発生した雷雲が都心まで流れ込んでくる可能性もあります。
落雷・竜巻などの突風、ひょうに注意するとともに、局地的な大雨に十分お気をつけください。
街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 避難のポイントは
①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。