北海道 前線停滞で27日から大雨の恐れ 台風10号からの湿った空気の流れ込みも
北海道付近に前線が停滞 前線付近で大雨の恐れ
その後、北海道付近は、明日26日夜から27日にかけて停滞前線がかかるでしょう。この前線に向かって太平洋高気圧の縁を回る南よりの風と、日本の南にある台風10号の東側で吹く南よりの風により、暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。このため、北海道付近は大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
道内では、26日は午後を中心に広く雨が降る見込みです。山沿いなどでは雷を伴い、一時的に強く降ることもありそうです。そして27日には湿った空気の流れ込みが強まるため、道南方面を中心に大雨となる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意して下さい。
台風10号の予報円は非常に大きい
この台風は、現在の予想では日本列島に上陸後、日本海を北上して、30日午後までに温帯低気圧に変わって北海道付近に近づく見込みです。温帯低気圧に変わっても低気圧付近では最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルと風が強く、暖かく湿った空気をもたらすため、雨も強まる恐れがあります。
また、この台風は予報円が非常に大きく、31日頃まで影響が長引く可能性もあります。まだ北海道を直撃するようなルートを通る可能性もあるため、最新の台風情報は常に確認するとよさそうです。