北海道 石狩北部や留萌・宗谷地方では3日早朝にかけて猛吹雪に警戒
最大瞬間風速30メートル近い暴風に 局地的には大雪も
道内では昨日(1日)は太平洋側を中心に雪が降りましたが、昨夜からは日本海側でも雪が降り出し、今朝からは日本海側を中心とした雪に変わってきました。午後3時までの24時間降雪量は、最も多い上川地方の幌加内町朱鞠内で40センチ、次いで空知地方の深川で38センチで、旭川でも30センチと局地的に大雪となっています。大雪山周辺でも雪の強まっている所があり、午後3時現在、国道273号の三国峠では大雪による通行止めとなっています。
風も、石狩北部の石狩市浜益で午後1時20分に最大瞬間風速27.8メートルの西寄りの風を観測するなど、日本海側の沿岸を中心に台風並みの暴風となっています。雪を伴って猛吹雪となる恐れがあり、午後3時現在、高速道路の深川留萌道や旭川紋別道では一部区間で吹雪による通行止めとなっています。
また、日本海側では波も高く、午後3時現在、石狩市浜益地区では一部で波が堤防を越える恐れがあるとして、付近を通る国道231号が通行止めとなっています。
明日明け方まで雪や風が強まる恐れ
明日朝には低気圧を含む気圧の谷は千島近海へ抜けて、等圧線の間隔はやや広がるでしょう。風は次第に弱まる見込みです。風の弱まりに伴い、海の波もおさまってくるでしょう。なお、上空には寒気が居座るため、日本海側では雪の降りやすい状態が続きます。大雪の影響が残って少しの雪でも交通障害が長引いたり、範囲が広がったりする可能性もあるため、最新の気象情報を確認するとともに、交通情報も確認するようにして下さい。