北海道 凍える寒さはいったんお休み 明日3日には平年並みの気温に戻る
最低気温マイナス20℃以下も 富士山よりも寒い
朝晩も内陸を中心に冷え込みが強まった所が多くなりました。昨夜(1日)から今朝にかけて放射冷却現象が強まった影響で、上川地方の幌加内では昨夜のうちに今シーズン道内初めて気温がマイナス20℃を下回り、今日未明にはマイナス23.2℃まで下がりました。今シーズンこれまで、富士山でもマイナス22.3℃までしか下がっておらず、全国の気温を観測しているアメダスで最も低い気温となりました。
雪も局地的に多くなり、先月29日から昨日までの3日間で最も雪が降った空知地方の石狩沼田では87cm、次いで上川地方の幌加内では84cm、留萌地方の留萌市幌糠では83cmと大雪となりました。この雪で幌加内は一時106cmまで積雪が増えて、今シーズン全国で初めて100cm以上の積雪となりました。午後2時現在、幌加内の積雪は84cmとなっています。
札幌では同じ期間、3cmしか雪が降っていませんが、札幌市南区にある小金湯アメダスでは45cmの雪が降り、29日には積雪が一時34cmまで増えました。
明日3日は気温が平年並みに 天気も割合穏やか
道北や道央の雪はおさまり、日中は晴れ間の出る所も多くなりそうです。朝晩の強い冷え込みは解消し、この時季本来の気温となるでしょう。最高気温も平年並みとなる見込みです。全般に4℃前後まで上がり、風も弱くなるため、この時季としてはかなり過ごしやすく感じられそうです。
急激に強まった寒さはいったんお休みで、一息つける一日となるでしょう。