北海道 温帯低気圧に変わっても暴風・高波警戒 気圧の急変にも注意
温帯低気圧に変わっても気圧の傾きが大きい

北海道付近は、台風または温帯低気圧が最も接近する今夜から明日明け方にかけて風のピークとなります。予想される最大風速は、日本海側の陸上で20メートル、海上では25メートル、太平洋側西部の陸上でも18メートル、海上で23メートルの見込みです。最大瞬間風速は30~35メートルとなるでしょう。何かにつかまっていないと立っていられないような風となり、急な横風で車の横転などが起こる恐れがあります。今夜から明日朝にかけて暴風に警戒して下さい。出歩く方は少なくなる時間ではありますが、帰宅は早めにするとよいでしょう。
なお、大雨にはならない見込みですが、沿岸を中心に横殴りの雨となる所もありそうです。
波も高く うねりを伴う高波に警戒を
うねりを伴う高波の場合、予期せぬ大波が発生し、護岸を超えて波が陸上に入ってしまう「越波」が起こる可能性が高まります。越波によって沿岸の幹線道路が通行止めとなることもあるでしょう。港湾関係の方はもちろん、沿岸を走行する方も高波に警戒が必要です。
札幌周辺を中心に気圧変化が大きい
また、低気圧の通過後は再び高気圧が張り出すため、気圧の急上昇も起こりそうです。気圧が上がる場合にも症状が出ることがあります。睡眠や食事をしっかりとって気圧変化による体調不良の予防を心がけて下さい。