北海道冷え込み続く 史上初の記録に
寒さの続いた北海道

アメダス整備が始まった1976年以降、5月中旬から真夏にかけてでここまでの冷え込んだ日が続いたのは初めてのことです。
なお、これまでの最長は1981年と1996年、1999年の5日連続でした。
寒さの原因は高気圧
この時期のオホーツク海の海面水温は5度前後と冷たいため、こちらの方面の高気圧が優勢となると北から東よりの風に乗ってオホーツク海から海水によって冷やされた冷たい空気が北海道に流れ込みます。また、高気圧の中心付近では風もあまり強まらない傾向にあり、夜から朝にかけては放射冷却現象によって内陸中心にさらに気温が下がったと見られます。
オホーツク海高気圧は勢力を弱めて気温上昇へ
このため北海道付近は南よりの風が卓越し、明日(23日)以降気温が上昇傾向となるでしょう。明日の最低気温は平年並みに戻るため、明日は-2度まで下がる地点はなく、記録継続にはならない見込みです。