冬の訪れが当初の予想より遅れる可能性 11月も高温傾向か 師走は冬らしく
2024年10月12日14:26
冬の訪れが当初の予想より遅れる可能性
ところが、最新の資料では、11月になっても、偏西風は日本の北を流れ、日本付近は暖かい空気に覆われる可能性が出てきています。
上の図は、11月の上空1500m付近の気温の予測です。左の図は、当初の予測で、朝鮮半島付近が青色、九州から関東付近はほとんど色がついていないエリアで、平年並みか平年より低くなっています。右の図は、最新の予測で、日本付近はオレンジ色のエリアで、平年より高くなっています。
11月も、高温傾向で、秋はゆっくり深まることになるかもしれません。
さらに、当初の予測では、対流活動が活発な海域は、インド洋赤道域から南シナ海付近でしたが、最新の予測では、フィリピンの東や沖縄の南付近まで対流活動が活発です。このため、日本付近に南から湿った空気が流れ込みやすいでしょう。関東など太平洋側の地域を中心に、秋晴れは少ないことも考えられます。
今後、最新の長期予報をご確認ください。
師走は冬らしく
高温傾向の秋から、急に冬らしい冬になると、寒さが一層体にこたえそうです。冬用の寝具を干しておくなど、冬支度はしっかりと進めておくとよいでしょう。