ドバイで大雨 砂漠地帯UAEアラブ首長国連邦でなぜ雨雲が発達したのか?
ドバイで大雨 たった1日で年間降水量2倍超も
16日、ドバイ国際空港では、日降水量142.0ミリを観測しました。アブダビ国際空港では日降水量93.0ミリを観測、これは4月ひと月の平均降水量4.8ミリを大きく超えたばかりか、1年間の月平均降水量の合計の2倍を超える雨が、たった1日で降ったことになります。
「人工的な降雨は今回の大雨の原因でない」という見解
アラブ首長国連邦では、クラウドシーディング(cloud seeding)とよばれる人工的に降水量を増やすためのプログラムが運用されていることが知られていますが、レディング大学によると、クラウドシーディングには今回のような雨の降り方を引き起こす技術はなく、最近はこの地域でクラウドシーディングは行われていないとのことです。
地球温暖化に伴う大気中の水蒸気の増加が極端な降水現象を引き起こすことは、以前から予想されてきたとも言及しています。
参照:レディング大学 HP
https://www.reading.ac.uk/news/2024/Expert-Comment/Cloud-seeding-did-not-cause-Dubai-floods-expert-says
アラブ首長国連邦付近 なぜ雨雲が発達したのか?
一番上の図は、天気現象が起こる対流圏の上層の状況です。アラブ首長国連邦付近では、矢印が外側を向いており、風は発散していることを示しています。これに関連して、地上の気圧をすぐ上の図でみると、アラブ首長国連邦付近は青色で、平年より気圧が低くなっており、風は収束していることを示しています。このエリアでは対流活動が活発になり、雨雲が発達したとみられます。