猛暑いつまで? 高温の秋に 秋雨前線や台風の影響は長引く可能性 冬の訪れ遅い
今年2023年の猛暑日 東京都心など過去最多
今年2023年の猛暑日(最高気温が35℃以上の日)は、きょう19日までで、東京都心は20日、これまでの年間最多である2022年の16日の記録を更新中です。富山市は22日で、2018年の記録と並び、年間最多になりました。
猛暑いつまで? 猛暑が収まったとしても残暑厳しい
9月に入ると、本州付近に秋雨前線が停滞しやすくなる見込みです。曇りや雨のぐずついた天気になり、猛烈な暑さは収まりそうです。とはいうものの、秋めくとはとても言い難く、残暑はまだまだ厳しいでしょう。
上の図は、北半球の上空1500メートル付近の温度で、9月から11月の予想です。平年より高いことを示すオレンジ色のエリアに、日本も含め広く覆われています。季節の進みはゆっくりで、高温の秋になりそうです。
秋晴れ少なく 秋雨前線や台風の影響は例年より長引く可能性
台風シーズンが続きます。台風の発生の平年値は、年間で最も多いのは8月で5.7個、次いで9月で5.0個です。
秋の台風は、南海上から放物線を描くように進み、日本に接近することが多くなります。本州付近に停滞する秋雨前線の活動を活発にして、大雨になることもあります。
今年は、秋雨前線や台風の影響が、例年より長引く可能性もあります。日ごろから、危険な場所の確認、非常用品の準備、側溝の掃除をして水はけをよくするなど、台風や大雨への備えをしておくとよいでしょう。