負の北極振動が顕著 北極の寒気が放出 北アメリカにも寒波襲来
負の北極振動が顕著 日本に寒波襲来
きょう23日は、日本付近は冬型の気圧配置が強まっており、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の平地で雪の目安の寒気が西日本を中心に流れ込んでいます。
季節風が吹きつけ、最大瞬間風速は秋田市や金沢市で30メートル以上を観測しました。日本海で発達した雪雲が北海道や本州、東シナ海で発達した雪雲が九州に流れ込んでいます。雪雲は太平洋側にも流れ込み、四国の高知市では、午前8時に積雪の深さ14センチを観測し、統計開始の1912年以来、年間を通しての1位の記録を更新しました。
26日頃にかけて、北海道から九州の日本海側を中心に、大荒れや大雪の恐れがあります。
北アメリカも寒波襲来
アメリカ国立気象局が発表した、25日にかけてのブリザードに関するメッセージによると、アメリカ中部と東部で25日にかけて、40mi/h(約18m/s)を超える強風が吹き、場所によっては、60mi/h(約27m/s)近い強風が吹く可能性があります。冬の嵐で、特に中西部、五大湖、北東部の内陸で、雪が降り、少しの雪でも吹雪になることがあり、北部の平野部では地吹雪が発生する見込みです。
ブリザードやそれに近い状況になった場合、視界がほぼゼロになるホワイトアウトが発生し、車の運転は、大変危険で、走行は不可能になることもあるとのことです。
地域によっては、厳しい寒さになり、外に出ると数分で凍傷になることもあるようです。