あす14日にかけて西回りで強い寒気 次の週末は更に強い寒気 雪への備えを
13日夜~あす14日 西回りで強い寒気流入 16日頃にかけて大荒れ・大雪
西よりの季節風が吹きつけ、日本海で発達した雪雲が、北海道や本州に次々に流れ込む見込みです。北海道や東北付近では、雪雲は、太平洋側にも流れ込むでしょう。東北の日本海側や北陸付近では、大気の状態が非常に不安定になり、雷を伴うこともある見込みです。九州や四国でも、山では雪が降り、平野部でも雪が舞うことがあるでしょう。
北海道や東北の日本海側を中心に、16日頃にかけて、大荒れや大雪の恐れがあります。
今シーズン初めて、西回りで流れ込む強い寒気です。車の運転など、雪への備えを万全に行ってください。
15日にかけて予想される風
東北地方、北陸地方、近畿地方 23メートル(35メートル)
北海道地方 20メートル(35メートル)
中国地方 20メートル(30メートル)
15日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 20から24メートル(30から40メートル)
です。
次の週末 さらに強い寒気流入 九州北部なども積雪の可能性
18日にかけて、次第に冬型の気圧配置になり、再び強い寒気が、西回りで流れ込むでしょう。あす13日から14日に予想される寒気より強い寒気です。上空1500メートル付近で、マイナス6℃以下の寒気が、九州の南まで流れ込む予想です。さらに上空5500メートル付近で、大雪の目安のマイナス36℃以下の寒気は、北陸付近まで流れ込むでしょう。
北海道や本州に、日本海で発達した雪雲が次々に流れ込むばかりか、東シナ海でも雪雲が発達し、九州に流れ込むでしょう。九州北部などでも、積雪の可能性があります。北海道を中心に、荒れた天気になる恐れがあります。
シベリアから流れ込む寒気が、朝鮮半島北部に位置する長白山脈によって、2つに分流し、その風下の日本海で再び合流して、雪雲が発達しやすくなる、いわゆる日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が、顕著に表れることも考えられます。この場合は、東北南部の日本海側や北陸付近で、平野部でも発達した雪雲が同じような場所にかかり続け、降雪量が多くなります。
今後、最新の気象情報を確認し、雪への備えをしっかりと行ってください。