2022年 スギ・ヒノキ花粉 4月上旬までの飛散状況 飛散終了時期の見通し
2022年シーズンのこれまでの振り返り
花芽はしっかりと休眠ができたと考えられますが、2月に入っても西日本、東日本では強い寒気の影響を受けたため例年に比べ気温が低い日が多く、東京、大阪ともに飛散開始は2021年と比べると2週間ほど遅くなりました。
3月になると、ようやく気温の高い日が増え、スギ花粉の飛散も活発になりました。東京では3月に入ってすぐスギ花粉の飛散がピーク入りし、ヒノキ花粉の飛散も4月に入り活発になっています。大阪では、3月に入ってスギ花粉の飛散量は増えましたが、ピークの定義(「用語の説明」を参照)に達することなく、4月上旬には終息しました。しかし、大阪はヒノキの飛散が3月下旬から4月にかけて活発になっています。今年は東京、大阪ともゴールデンウィークあたりまでヒノキ花粉の飛散が見られそうです。
用語の説明
飛散開始日:1平方センチメートルあたり1個以上の花粉を2日連続して観測した場合の最初の日
ピーク開始(終了)日【スギ花粉】2日以上連続で1平方センチメートルあたり50個以上花粉が観測された最初(最後)の日【ヒノキ花粉】2日以上連続で1平方センチメートルあたり30個以上花粉が観測された最初(最後)の日
飛散終了日:1平方センチメートルあたりの飛散数0個が3日以上連続した場合の最初の日の前日
少ない:1平方センチメートルあたり10個未満
やや多い:1平方センチメートルあたり10~30個
多い:1平方センチメートルあたり30~50個
非常に多い:1平方センチメートルあたり50個以上