夕方の西の空に「水星」 ゴールデンウイーク後半にかけて見つけやすい 天気は?
水星の観察 4月20日~5月7日 今年一番のチャンス!
水星は低い空に見えますので、西北西が開けた場所で観察する必要があります。低い空に雲のない晴れた日が観測に最適です。夕焼けが残るほのかに明るい空では、水星を探すのは少し難しいかもしれません。その場合は、双眼鏡を使うと探しやすくなります。双眼鏡で、太陽を見ないよう、太陽が沈んでから観察を始めるようにしてください。
5月2日と3日は、新月直後の細い月が水星のそばに見えるので、目印になります。
ゴールデンウイークにかけて天気の傾向
向こう一週間は広くすっきり晴れる日がない中で、星空観察に比較的条件がよいといえるのが、22日と23日です。本州付近は、大陸からの乾いた空気に覆われて、夕方ごろは西の空が晴れる所が多いでしょう。
24日ごろから、ゴールデンウイーク前半にかけて、本州付近に前線が停滞しやすくなる見込みです。広く曇りや雨の日が多いでしょう。ただ、29日ごろは、前線が南へ下がり、本州付近が乾いた空気に覆われることを示す資料もあります。星空観察にあいにくの天気の日が多いですが、29日ごろに晴れる時間があり、チャンスがあるかもしれません。
ゴールデンウイーク後半は、本州付近に湿った空気が流れ込みやすいでしょう。前線が停滞することもありそうです。広い範囲ですっきり晴れる日はなく、星空を見られるチャンスは少ないかもしれません。チャンスは逃さないように、こまめに最新の気象情報を確認するとよいでしょう。