週間 梅雨末期の大雨長引く 九州だけでなく東海などでも警報級の恐れ
4日(土)は熊本県で記録的な大雨
4日(土)の12時間降水量の日最大値は、熊本県水俣市で415.0ミリ、湯前町の横谷で411.5ミリ、山江村で406.5ミリを観測。たった半日で400ミリを超え、いずれも観測史上1位の値を更新しました。水俣市では、平年7月ひと月分の雨量を超える雨量になりました。
5日(日)夜は九州は本格的な雨 6日(月)~8日(水)は広く大雨の恐れ
梅雨前線は活発な状態が続く見込みです。5日(日)夜から九州付近で北上するでしょう。6日(月)から7日(火)にかけて、九州や本州付近に停滞する見込みです。
九州では次第に本格的な雨になり、再び大雨の恐れがあります。6日(月)は、九州から関東にかけて、広く発達した雨雲がかかるでしょう。九州では、南部や熊本県だけでなく、福岡県や佐賀県など対馬海峡沿岸の地域でも、警報級の大雨の恐れがあります。東海でも警報級の大雨になる可能性が高くなっています。
さらに7日(火)にかけて、発達した雨雲がかかり続ける所があるでしょう。九州から東海、甲信では、2日間の雨量が、平年7月ひと月分の雨量の8割以上になる所もある予想です。広く記録的な雨量になる可能性もあります。雨のピークは、今のところの予想では7日(火)にかけてですが、8日(水)も湿った空気の影響で、地盤の緩んでいる状態で、雨や雷雨になる所が多いでしょう。数日にわたり、大雨による土砂災害などに警戒が必要になります。
9日(木)以降も曇りや雨 次の週末~週明けも雨の降り方に注意
次の週末から週明けにかけても、雨の降り方に注意が必要になる所がありそうです。低気圧が前線を伴って日本海を進む可能性があるためです。低気圧や前線に向かって、雨雲のもとである非常に暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。今のところの予想では、発達した雨雲がかかるのは、九州や本州の日本海側、北海道です。