北海道 今年の夏は暑くなりそう 3か月予報と夏の天候の見通し
春の訪れは順調(3か月予報 3月から5月)
現在道内の日本海側など多雪地帯の積雪は多い所でも平年の1.3倍程度で、平年と比べて極端に大雪となっているところはありません。3月の気温が平年より高いことから、今年の雪解けは順調に進み、雪が消えるのも例年より早そうです。
また、その後も気温は平年並みかやや高いことから、桜のつぼみの生長も順調に進み、平年より早い開花が見込まれます。
春の訪れは順調、と言えそうです。
今年の夏は暑い夏に(夏の天候の見通し 6月から8月)
・地球温暖化の影響により全地球的に大気の温度が高い。
・偏西風が日本付近で平年より北を流れる傾向がある。
・太平洋高気圧は平年より北への張り出しが強い傾向がある。
特に夏前半を中心に太平洋高気圧の北への張り出しが強く、北海道付近へも暖かい空気に覆われやすくなります。
このため北海道では暑い夏になるといえそうです。
昨年の夏も「暑い夏」でした。

本来涼しい夏の釧路では、7月31日にフェーン現象により33.5℃まで上がり、1910年の統計開始以来最も高い気温を観測しました。しかし、気温が35℃以上となる猛暑日は、道内では6年ぶりに観測されませんでした。
平年の各地の年間真夏日日数は以下の通りです。
旭川 10.9日、札幌8.6日、網走4.4日
帯広 12.5日、函館4.1日 などです。
今年も昨年同様の夏となりそうですが、昨年は観測されなかった猛暑日などの厳しい暑さや、寝苦しい熱帯夜があるかもしれません。