台風最接近の沖縄で雨風強まり大荒れ 3日も住居が倒壊する猛烈な風 影響長引く
台風最接近の沖縄で大荒れ
沖縄や奄美地方は台風の接近で雨や風が強まり、大荒れの天気となっています。
午前10時30分までの最大瞬間風速は、渡嘉敷島で南東の風50.3m/s(午前10時29分)、那覇市で東南東52.5m/s(午前4時14分)の猛烈な風を観測しました。那覇市で最大瞬間風速が50m/s以上になったのは、2018年(9月29日)以来5年ぶりで、8月に最大瞬間風速が50m/s以上になったのは、2003年(8月7日)以来20年ぶりのことです。
台風本体の活発な雨雲がかかり続け、雨量も増えています。
午前10時30分までの24時間降水量は、沖縄本島地方本部町で252.5ミリ、名護市で245.0ミリなど、200ミリを超える地点が増えており、那覇市、糸満市、豊見城市、南城市、八重瀬町を対象に土砂災害警戒情報が発表されています。
これまでの大雨で地盤が緩み、災害の発生リスクが高まっている所もあります。きょう2日は沖縄では大荒れの天気が続くため、むやみな外出は控えて、できる限り安全な場所でお過ごしください。また、自治体から発表される情報などにも十分ご注意ください。
台風6号 非常に強い勢力を保って沖縄付近を迷走か
沖縄本島地方では東よりの猛烈な風が吹いており、あす3日にかけて一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風の吹く所がある見込みです。
頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。
あす3日にかけて先島諸島も台風の接近に伴って、大荒れの天気になるでしょう。飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な風が吹く見込みです。不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。
この先の台風進路図を見ても、予報円が何重にも折り重なっていて、台風の速度が遅く、また、行き先が定まっていないことを示しています。
台風は東シナ海で速度が遅くなるため、3日以降も沖縄本島地方では大荒れの天気が続くなるなど、台風の影響が長引く恐れがあります。今後の情報に注意し、危険な行動は控えてください。
台風の暴風 家の中で いるべき所は
具体的には、台風が近づいている時には、屋内でもできるだけ窓から離れましょう。なるべく家の中心部に近い所で、窓のない部屋に避難してください。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引き、雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。風が強くなってからの屋外での作業は、暴風によって転倒する恐れがありますので、絶対にやめてください。
猛烈な風って どんな風?
屋外での行動は極めて危険ですので、猛烈な風が吹くと予想される場合は、不要不急の外出は控えるようにしてください。