猛烈な暑さで雨雲発達 午後からは局地的に滝のような雨の恐れ 突然の大雨の前兆は
きょう26日も体温を超える暑さが続出 40℃近い酷い暑さも
朝からみるみる気温が上がり、午後0時40分までの最高気温は、群馬県伊勢崎市で38.4℃、東京都練馬区で37.8℃など、体温を大幅に超える酷い暑さとなっている所も。
東京都心も36.9℃まで上がり、今月8回目の猛暑日となりました。これで7月の猛暑日日数は、過去最多記録を更新しました。
特に気温が高いのは、関東甲信や東海の内陸部が中心ですが、東北や北海道でも猛暑日が続出し、どこに行っても厳しい暑さです。
午後もできるだけ外出の時間を短く済ませるなど、適切な熱中症対策をしてお過ごしください。
日中の昇温に伴って大気不安定 午後は局地的に非常に激しい雨のおそれも
上空に寒気が流れ込んでいる影響で、局地的に雨雲が発達し、大雨をもたらす恐れがあります。
九州から東海、関東甲信の内陸部や山沿いを中心に発雷確率が高く、局地的に非常に激しい雨の降る所がある見込みです。
低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に十分注意してください。雨雲が予想以上に発達したり、停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
きのう25日は大分県で局地的に大雨が降り、橋の復旧工事中に人が流される事故が発生しました。
あさって28日頃にかけても、気温が上がる午後は、急な大雨に注意が必要です。少しでも危険を感じたら、災害に巻き込まれないように早めに安全な場所に避難をするように心がけてください。
局地的な大雨を知るには
上流のゲリラ豪雨(局地的な大雨)を知るポイントは3つ。
1つめは、川の水かさが急に増えること、2つめは、川の水が濁ること、3つめは、木の枝などが流されてくることです。
また、サイレンはダムを放流する合図なので、川のそばにいて、サイレンを聞いた場合も、必ず川から離れてください。
ゲリラ豪雨の前兆
①「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
②「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
③「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の可能性がありますので、ご注意ください。