関東甲信 金曜まで天気急変に注意 非常に激しい雨や落雷・突風恐れ 土砂災害に警戒
栃木県には一時「土砂災害警戒情報」が発表

関東も局地的に雨雲が急発達し、栃木県には午後2時には那珂川町に、午後2時15分には那須烏山市に「土砂災害警戒情報」が発表されました。
東京都心も足元が濡れてしまうほど雨が強まったり、弱まったりを繰り返し、傘が手放せない天気になりました。
栃木県では午後4時40分には、多発的な土砂災害が発生するおそれは少なくなり、「土砂災害警戒情報」は解除されました。
ただ、午後6時現在、まだ関東北部を中心に所々に活発な雨雲がかかっています。このあとも危険な場所には近づかないようにしてください。
あす15日午後~16日 非常に激しい雨・落雷・竜巻の恐れ
大雨のタイミングは2回あり、1回目はきょう14日夜遅くにかけて、2回目はあす15日午後から16日にかけてです。
雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所も。1時間に50ミリから60ミリの滝のような雨が降ると、一気に道路が冠水したり、川になるような危険な降り方になるため、警戒が必要です。
予想降水量
関東地方北部 100ミリ
甲信地方 60ミリ
伊豆諸島 80ミリ
その後、あす15日午後6時からあさって16日午後6時までに予想される24時間降水量(いずれも多い所)
関東地方北部 50から100ミリ
甲信地方 50から100ミリ
伊豆諸島 50から100ミリ
これまでの大雨で、少しの雨でも災害リスクが高まる恐れもありますので、危険な場所には近づかないでください。
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、安全な行動をとってください。
ゲリラ豪雨の前兆
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の可能性がありますので、ご注意ください。