2月ラストあす28日 気温大幅アップで融雪災害・花粉注意 春本番で3月スタートへ
あす2月最終日は、きょう27日より気温大幅アップ。最高気温は、札幌など北海道で10℃くらいまで上がる所もあり、東北～九州にかけては15℃以上の暖かさに。急な気温の上昇で、積雪の多い所では、なだれや落雪など融雪による災害に注意。花粉の飛散量も急増する見込み。
きょう27日 全国的に晴れ 空気乾燥 火の元注意
きょう27日(月)は、全国的に晴れる見込みです。
最高気温はきのう26日(日)に比べると、3℃前後高く、風もおさまるため、寒さが少し和らぎそうです。
各地で日差しがたっぷりですが、東北から九州、沖縄にかけて広く「乾燥注意報」が発表されています。空気が乾燥し、火災が発生しやすくなっています。火の取り扱いに十分ご注意ください。
最高気温はきのう26日(日)に比べると、3℃前後高く、風もおさまるため、寒さが少し和らぎそうです。
各地で日差しがたっぷりですが、東北から九州、沖縄にかけて広く「乾燥注意報」が発表されています。空気が乾燥し、火災が発生しやすくなっています。火の取り扱いに十分ご注意ください。
寒気次第に北上 あす28日からは「暖気」が流入
きょう27日(月)はまだ冷たい空気に覆われていますが、次第に寒気は北上する見込みです。
日本付近は冬によく見られる「西高東低の冬型」の気圧配置から、春に現れやすい「南高北低型」の気圧配置に変わるでしょう。
あす28日(火)から、「南高北低型」の気圧配置となり、南から北の低気圧に向かって、暖かい空気が流れ込んでくる見込みです。上の図はあす28日(火)午後9時の上空1500メートル付近の予想気温ですが、北日本を中心に暖気移流が強まり、0℃の線が東北北部まで北上する見込みです。平年に比べてかなり暖かな空気が流れ込むでしょう。
日本付近は冬によく見られる「西高東低の冬型」の気圧配置から、春に現れやすい「南高北低型」の気圧配置に変わるでしょう。
あす28日(火)から、「南高北低型」の気圧配置となり、南から北の低気圧に向かって、暖かい空気が流れ込んでくる見込みです。上の図はあす28日(火)午後9時の上空1500メートル付近の予想気温ですが、北日本を中心に暖気移流が強まり、0℃の線が東北北部まで北上する見込みです。平年に比べてかなり暖かな空気が流れ込むでしょう。
あす28日は気温急上昇 花粉や雪崩に注意 3月は暖かな日多く
あす28日(火)の予想最高気温を見ますと、札幌でも10℃まで上がる見込みで、「北海道まで気温が急上昇」するでしょう。東北から九州にかけても15℃以上の所がほとんどで、一気に春めく見込みです。
今シーズン、たびたび大雪に見舞われた新潟県や北海道の一部では、まだ平年を上回る積雪となっている所があります。雪の多い所では、急な気温の上昇で、雪崩や落雪など「融雪災害に注意」が必要でしょう。
また、花粉の飛散量が一気に増えて「スギ花粉がピーク」に入る所が増えそうです。家の中に入る前に、花粉をしっかり払って、部屋の中に花粉を持ち込まないように注意してお過ごしください。
今シーズン、たびたび大雪に見舞われた新潟県や北海道の一部では、まだ平年を上回る積雪となっている所があります。雪の多い所では、急な気温の上昇で、雪崩や落雪など「融雪災害に注意」が必要でしょう。
また、花粉の飛散量が一気に増えて「スギ花粉がピーク」に入る所が増えそうです。家の中に入る前に、花粉をしっかり払って、部屋の中に花粉を持ち込まないように注意してお過ごしください。
急な雪解け 注意点は?
暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。
①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
②気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
②気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
