日本海側の積雪 豪雪地帯で平年の2倍近くも 3連休は更に急増 雪崩など十分注意
豪雪地帯でも大雪に 観測史上1位の所も
21日(金)14時の積雪(平年比)を見ますと、全国1位は青森県の酸ケ湯で499センチ(約1.4倍)です。
新潟県や山形県の山沿いでも積雪3メートル以上が続出しています。新潟県の津南は369センチ(約1.7倍)、新潟県の守門は342センチ(約1.7倍)、山形県の肘折は313センチ(約1.1倍)、山形県の大井沢は308センチ(約1.4倍)です。
日本海側は、都市部でも、この時期にしては積雪が非常に多くなっています。富山は25センチ(約2.8倍)、金沢は18センチ(4.5倍)です。
また、秋田県の鷹巣では、21日(金)6時の積雪が141センチと、観測史上1位(統計開始1979年)となりました。
予想降雪量 更に100センチ以上
72時間予想降雪量を見ますと、本州日本海側の山沿いでは、広く、100センチ以上となっています。強い寒気が西日本にも流れ込むので、東北や北陸だけでなく、近畿北部や山陰でも、積雪がグンと増えそうです。
すでに平年を大きく上回る大雪になっている所に、更に積雪が増えることにより、雪崩の危険度が高まります。屋根から落ちる雪・路面の凍結にも、十分注意が必要です。
また、慣れていても除雪作業は、必ず2人以上で、安全を確認しながら行ってください。
雪下ろしの注意点
(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。
(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。
(3)雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。