今夜 隅田川花火大会 天気急変と熱中症に注意 夜も30℃湿度アップ
鑑賞ポイントは2つ

綺麗な花火を鑑賞するためのポイントは2つ。「天気」と「風」です。
鑑賞ポイント① 気になる「天気」は?
ゲリラ的な降り方となるため、予想が大変難しくなっています。自分がいる場所は雨でも隣町は晴れているといった局地的な降り方となりそうです。晴れていても、急に天気が急変する可能性があります。直前まで、雨雲レーダーを確認してください。黒い雲が見える、ゴロゴロと雷鳴が聞こえる、急にヒューと冷たい風が吹く時は、天気急変のサインです。早めに頑丈な建物に避難しましょう。
◆夜も気温30℃
開催時間帯も気温は30℃くらいと、暑さが続きます。また、夜は湿度もアップするため、熱中症に注意が必要です。天気が急変し、ゲリラ雷雨になった場合は、ほんの10分で気温が5℃以上低下する可能性があるため注意が必要です。
鑑賞ポイント② 風上がおすすめ
風が強いと打ち上げられた花火が風に流されてしまい、風が全くないと花火の煙が会場一帯にこもり、花火が隠れてしまうことがあります。一般的に、風速3m/sくらいの風がよいといわれています。
今夜(27日)、花火の打ち上げが始まる19時は北よりの風2m/sの予想です。
北よりの風→東よりの風
ただ、天気が急変する際は、突風が吹くおそれがあります。直前までレーダーでチャックする、主催者からのアナウンスに注意して下さい。
一般的に尺玉(10号玉)で330メートルほど、東京タワーと同じくらいの高さで大きな花が開きます。打ち上げ場所から1.5kmくらいまでがキレイに観える範囲内といわれています。逆に近すぎると観る角度がほぼ真上になり、首に負担がかかります。45度の角度から見上げるのがちょうどよいとされています。
あると便利 熱中症対策グッズ
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
また、浴衣でお出かけされる方も多いと思います。
・浴衣を着る前に冷たいシャワーを浴びる(冷たいタオルで体を拭く)
・浴衣用の肌着やインナーを着る(汗を吸収)
・帯の下にタオルを巻く(汗を吸収し、帯の汗染み防止)
など、対策をとるとよさそうです。
熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。