台風3号が大型で「非常に強い」勢力に 先島諸島に最接近 暴風や高波等に厳重警戒
大型で非常に強い勢力へ
台風3号は午前3時現在、西表島の南を1時間におよそ20キロの速さで北西に進んでいます。このあとも北西方向に「非常に強い」勢力を維持しながら進み、先島諸島(石垣島や与那国島など)に最接近する見込みです。
すでに非常に強い風が吹き、海上ではうねりを伴い大しけとなっている所もあります。今後はさらに猛烈な風や猛烈なしけ、潮位が上昇する恐れもあります。また、今夜にかけては線状降水帯が発生し、災害の危険度が急速に高まる可能性もあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫、暴風や高波、高潮にも厳重に警戒してください。
台風の暴風 家の中で いるべき所は
具体的には、台風が近づいている時には、屋内でもできるだけ窓から離れましょう。なるべく家の中心部に近い所で、窓のない部屋に避難してください。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引き、雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。風が強くなってからの屋外での作業は、暴風によって転倒する恐れがありますので、絶対にやめてください。
高潮時に危険な場所は?
①海岸付近の低い土地です。海抜ゼロメートル地帯などでは、海水が海岸堤防を超えると、猛烈な勢いで流れ込んできます。
②海底が遠浅の所では、強い風によって、大量の海水が海岸へ吹き寄せられるだけでなく、海水の戻りが妨げられるので、海岸へ吹き寄せる海水の量が更に増えます。
③河口部は、海からの高潮に加えて、川の増水による洪水の危険度も高まります。
④湾奥部は、狭い所に海水が集まるので、水位が上がりやすくなります。湾の長さが長いほど、強い風によって海水が吹き寄せられて、海水面が大きく上昇します。
⑤V字谷など、急に奥が狭まっている地形では、押し寄せた波が一か所に集中するので、急に波が迫ってくることもあります。
高潮の恐れがある場合は、このような所から避難して、絶対に近づかないでください。