沖縄周辺に活発な雨雲 非常に激しい雨 土砂災害・低い土地の浸水に厳重警戒
日中いっぱい広く雨 昼過ぎまでは局地的に滝のような雨も
沖縄本島地方周辺には、活発な雨雲やカミナリ雲がかかり続けています。午前10時40分までの1時間に、渡名喜村では74.5ミリの非常に激しい雨を観測し、24時間で200ミリを超える大雨となっています。
そのほかの地域でも大雨となり、午前11時現在、沖縄県の那覇市、豊見城市・糸満市・東村・国頭村・久米島町に土砂災害警戒情報が発表されています。沖縄地方では、このあとも日中いっぱいは広い範囲で雨が降り、局地的にカミナリを伴って非常に激しい雨の降る見込みです。土砂災害や低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風にも十分ご注意ください。
非常に激しい雨とは?
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では(非常に激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。