日本海側で雪や雨 夜にかけて雷を伴い強く降る所も 落雪や路面状況の悪化など注意
日本海側に雨雲や雪雲 平地は雪ではなく雨に
上図の「推計気象分布」を見ると、山沿いでは雪になっているものの、平地では雪ではなく雨の降っている所が多く、雨脚の強まっている所もあります。
夜にかけて上空に寒気を伴った気圧の谷が通過するため、日本海側を中心に大気の状態が不安定になるでしょう。
午後も日本海側は急な雨や雪、落雷に注意
また、先週の寒波により、山沿いだけでなく平地でも雪の多く積もっている所があり、屋根からの落雪に注意が必要です。また、道路に積もった雪が解けてシャーベット状になるなど、路面の状況が悪化することが考えられますので、いつも以上に慎重な運転を心がけましょう。
急な雪解け 注意点は?
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。