九州~東海 所々に雨雲や雷雲 午後も雷雨や非常に激しい雨 道路の冠水に注意
九州~東海 所々に雨雲や雷雲
九州から東海には所々に雨雲や雷雲がかかり、発雷も発生しています。1時間に高知県足摺岬では64.5ミリ(9時40分まで)の非常に激しい雨が降りました。また、高知県室戸岬で37.0ミリ(9時21分まで)、三重県南伊勢町で30.5ミリ(11時10分まで)の激しい雨を観測しました。
午後も雷雨や非常に激しい雨に注意
関東甲信から東北でも内陸部を中心に、にわか雨や雷雨の所があるでしょう。天気の急な変化にお気をつけください。
非常に激しい雨とは?
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。
冠水道路は危険 車での走行は避けて
浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。