雨雲が急発達 九州で滝のような雨を観測 夜遅くまで雷雨の恐れ あす午後も急な大雨
全国のあちらこちらで雷雨 九州で滝のような雨も
九州から東北にかけての内陸部を中心にあちらこちらで雨雲が急発達し、発雷を観測した所も。
福岡県の八女市黒木町では午後3時までの1時間に65.5ミリの非常に激しい雨が降ったほか、山梨県甲府市では午後3時30分までの1時間に35.5ミリの激しい雨を観測しました。
1時間に50ミリ以上の雨が降ると、浸水などの危険が急に高まり、車の運転が危険になります。1時間に30ミリ以上の雨は、バケツをひっくり返したような降り方で、道路が川のようになるレベルです。
今夜遅くにかけて雷雨の恐れ 天気急変に注意
今夜遅くにかけて、九州から関東甲信を中心に、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。風が弱いため、発達した雨雲がとどまりやすく、急に大雨をもたらす恐れがあります。急な大雨や落雷、突風などに十分注意をしてください。
夏休みで屋外のレジャーを楽しむ機会も多くなりますが、しばらく山沿い中心に天気が急変しやすい状況です。川遊びなどは、自分がいる場所で雨が降っていなくても、上流で大雨が降ると急に水かさが増して流れが早くなり、危険な状況になりかねません。
いざという時にすぐに避難ができるように、遊ぶ前に避難場所を確認して、危険を感じたら早めに安全なところに避難してください。
ゲリラ豪雨に遭遇したら
① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。