九州北部(山口県を含む)が梅雨明け 北海道を除く全ての地方で梅雨明けに
九州北部(山口県を含む)が梅雨明け 北海道を除く全ての地方で梅雨明けに
平年(7月19日ごろ)より6日遅く、昨年(7月22日ごろ)より3日遅い梅雨明けです。
日本気象協会九州支社のある福岡市では、きのう24日は一時強い雨が降りましたが、きょう25日は朝から晴れて、セミもひときわ元気に鳴き始めています。
これで、梅雨のない北海道を除き、全ての地方で梅雨明けとなりました。
梅雨期間降水量(5月29日から7月24日まで)(速報値)
降水量(ミリ)平年値(ミリ)
下関 879.5 541.2
山口 926.0 593.5
福岡 767.5 516.6
佐賀 1107.0 662.1
大分 639.5 555.0
長崎 631.5 594.5
熊本 754.0 802.6
※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値で、春から夏にかけての天候経過を考慮して再検討され、見直されることがあります。
猛烈な暑さ続く 熱中症に警戒
また、最高気温は35℃以上、最低気温も25℃以上と、厳しい暑さの続く所が多いでしょう。梅雨明け直後の熱中症に警戒が必要です。
熱中症予防のポイント
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。
熱中症の応急処置
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。