秋田県の大雨の範囲は沿岸部から内陸へ移り始める 土砂災害と川の氾濫に厳重警戒
大雨が沿岸から内陸へ
この大雨によって、秋田市内を流れる太平川で氾濫が発生していて、大仙市に流れる玉川では「氾濫危険水位」に16時頃に達する見込みで、能代市を流れる米代川などでも水位が上昇しています。
あす16日にかけてさらに雨量増える
まだ大きな災害が起きていない所でも、今後災害が発生する恐れもあります。また、雨が弱まったとしても、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所もあります。川の水位は遅れて上昇することもあります。お住いの地域から発信される情報を確認し、安全が確保されるまでは十分にご注意ください。
いつ避難する? タイミングは?
そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。
天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。
土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。