きょう全国で最も気温が高かったのは北海道 この先も北日本を中心に高温傾向が続く
最高気温 全国トップは北海道の北見市
きょう全国で(※)15時までの最高気温が最も高かったのは、北海道の北見市で32.9℃。道内の、今年これまでの最高気温を更新しました。次いで同じく北海道の女満別空港と、沖縄の西表島の上原で32.7℃を観測。北海道ではオホーツク海側を中心に30℃以上の真夏日となった所が続出し、旭川市は30.7℃と2日連続の真夏日となりました。
そのほか鹿児島県肝付町32.5℃、福島県会津若松市32.2℃、新潟県新津市や宮崎県宮崎市32.0℃と、東北や北陸、九州などでも30℃を超えた所がありました。
※南鳥島を除く。
この先も高温傾向 「高温に関する早期天候情報」も
また、きょうは気象庁から「高温に関する早期天候情報」が発表されました。沖縄・奄美では7月2日頃から、北海道の日本海側や太平洋側と、東北では7月4日頃から平年より気温がかなり高くなる見込みです。熱中症により一層の注意が必要です。
熱中症を引き起こす条件
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。