3月最初の日曜日 広く季節先取りの暖かさも関東~東海ヒンヤリ あす以降は気温上昇
北・西日本は季節先取りの暖かさ 東日本はヒンヤリ
15時までの最高気温は、福岡市15.6℃、広島市15.0℃、大阪市14.8℃など、15℃前後まで上がりポカポカ陽気となりました。
北日本もこの時期としては気温が高く、札幌市は6.3℃ときのうより4℃くらい高く、3月下旬並みとなりました。ただ、朝は冷え込み最低気温は札幌市でマイナス5.4℃と、朝と日中の気温差が12℃くらいと大きくなりました。内陸ほど気温差は大きく、北海道占冠村では、最低気温はマイナス20.9℃でしたが、最高気温は4.7℃と、朝と日中で25℃くらい差がありました。
一方、関東~東海は曇りや雨で、きのう4日(土)より低くなりました。東京都心は13.1℃(前日比約マイナス4℃)、名古屋市13.7℃(前日比約マイナス2℃)など。これで大体平年並みですが、日差しが少なく、空気がヒンヤリ感じられました。
関東など連日最高気温20℃前後 北日本も4月並み
気温急上昇に伴い、雪が多く残っている所では、なだれや屋根からの落雪、道路の冠水などに注意が必要です。
急な雪解け 注意点は?
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。