きょう20日は新月 2月は「オリオン大星雲」観測の好機 星の海に想いを馳せて
2月は夜空を羽ばたくような「オリオン大星雲」観測の好機
日の入りから1時間半を過ぎ、空が暗くなる頃に南の空を見上げてみると、ちょうど冬の星座がたくさん見えています。中でも見つけやすいのが特徴的な形をしたオリオン座です。
多くの明るい星がある中に、2つの1等星と2つの2等星が作りだす、ややひしゃげた長方形と、中心にほぼ等間隔で並ぶ3つの2等星を見つけることができます。中心の3つの星は「三つ星(みつぼし)」と呼ばれます。
さらに三つ星の下には、さらに三つ星よりも暗い星が縦に3つほど並んでいます。こちらは「小三つ星(こみつぼし)」と呼ばれます。月明かりのない夜に、街灯や建物の明かりなどが少ない場所で観察すると、見つけることができますので、ぜひ探してみてください。
また、小三つ星の真ん中の星のあたりに、かすんだように見えるものがあり、これが「オリオン大星雲」と呼ばれる、巨大なガスの集まりです。
肉眼では小さな雲のように見えるだけですが、望遠鏡や双眼鏡で見てみると、蝶や鳥が羽を広げて夜空を舞うような形をしています。
きょう20日は「新月」 太平洋側で星空指数高め
今夜は月明かりのない新月。ぜひ、夜空に秘めたオリオン大星雲を探して、星の海に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。