昼なのに極寒 東京都心の正午の気温1℃台 日差しあっても震える寒さ
けさは広範囲で今季一番の冷え込み
上空1500メートル付近(850hPa)の寒気は、きょう25日朝9時、館野(つくば)ではマイナス15.1℃を記録し、歴代1位を更新しました。(速報値)
館野のこれまでの記録は、1960年1月24日の21時のマイナス14.0℃で、今回の寒気は過去最強となります。
この非常に強い寒気が流れ込んでいる影響で、今シーズン最も冷え込んだ所が多くなりました。
最低気温が、今シーズン最も低くなったのは、全国のアメダスの約6割にあたる527地点でした。1月として観測史上最も低くなったのが16地点あり、北海道神恵内村(かもえないむら)ではマイナス13.2℃、北海道えりも岬でマイナス11.7℃、群馬県草津町でマイナス15.5℃と、強烈な冷え込みでした。
また、愛知県中部空港でマイナス3.4℃、新潟空港でマイナス5.6℃、熊本県甲佐町でマイナス9.0℃など観測史上最も気温が低くなった所もありました。
東京都心も最低気温がマイナス2.9℃と、今季最も低くなるなど、関東の都市部でも冷え込みが強まり、一番上の写真のように、東京都世田谷区ではバケツの水がしっかり凍りました。
正午の気温 各地で凍える寒さ
正午現在の気温は、札幌市でマイナス9.2℃。仙台市でマイナス5.0℃、東京都心で1.6℃、名古屋市で1.3℃、大阪市で2.6℃、福岡市で1.2℃などとなっています。
ほとんどの地域で5℃に届かず、凍えるような寒さです。
あす26日朝にかけて冷え込み続く
雪の積もっている地域では、積もった雪がなかなかとけにくい状態が続くでしょう。
雪による事故が相次ぎ、道路の渋滞が発生している所があります。引き続き、路面凍結に注意し、時間には余裕をもって行動するようにしてください。雪道に慣れていない方は運転を控えてください。