14日未明 福岡で「黄砂」観測 12月に2日連続の観測は46年ぶり
福岡で2日連続で「黄砂」観測
なお、12月に黄砂が飛来することは比較的少なく、現在、黄砂の観測を行っている全国11地点で、12月に黄砂が観測されたのは、2012年に那覇で観測されたのが最後です。また、2010年の12月には、大阪や広島、高松、福岡、鹿児島、那覇で黄砂が観測されています。
きょう14日は、全国的に西より風が強まるため、東日本まで黄砂が飛来する可能性があります。屋外では車や洗濯物に付着する可能性があり、注意が必要です。
なお、現在の黄砂の観測地点は全国で11地点(札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇)となっています。
黄砂とは
黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋や冬に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。
黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまうこともあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。