台風14号 暴風エリア近畿地方へ 和歌山県で最大瞬間風速40.9メートル観測
和歌山県で最大瞬間風速40.9メートル
中国地方と四国の一部が風速25メートル以上の暴風域に入っていて、間もなく近畿地方も暴風域に入る予想です。
暴風の範囲は次第に東へ移り、あす20日にかけては、西日本だけでなく、北陸や東海、関東でも暴風のおそれあります。
暴風エリア 徐々に東へ
「猛烈な風」とは、平均風速が30m/s以上の風を表しています。時速だと、およそ110km以上で、特急電車並みの速さです。このような猛烈な風が吹くと、走行中のトラックが横転したり、多くの樹木が倒れたりする恐れがあります。電柱や街灯で倒れるものや、ブロック塀や住家が倒壊するものがでる可能性もあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)
屋外での行動は極めて危険です。九州では19日いっぱい、中国・四国では20日未明にかけて、近畿・東海・北陸はあす20日午前にかけて、不要不急の外出は控えるようにしてください。また、関東甲信もあす20日午前は最大風速23メートル、瞬間的には35メートルの暴風が吹くおそれがあるため警戒が必要です。
【19日に予想される最大風速(最大瞬間風速)】
九州北部地方、中国地方、四国地方、近畿地方 30メートル(45メートル)
九州南部、北陸地方、東海地方 25メートル(35メートル)
【20日に予想される最大風速(最大瞬間風速)】
中国地方、近畿地方、北陸地方 30メートル(40メートル)
四国地方、東海地方、東北地方 25メートル(35メートル)
関東甲信地方、北海道地方 23メートル(35メートル)
また、西日本ではうねりを伴って猛烈なしけとなり、東日本から北日本では大しけとなる所がある見込みです。高波・高潮にも警戒が必要です。