三重県で激しい雨を観測 午後も東海・近畿・四国はバケツをひっくり返したような雨
昼前にも 三重県の所々で「激しい雨」を観測
三重県では、鳥羽市で、22日0時1分までの1時間に67.0ミリの「非常に激しい雨」を観測しましたが、日中も、発達した雨雲がかかりました。
三重県大紀町の藤坂峠では、10時43分までの1時間降水量が48.5ミリ、また三重県伊勢市では、10時までの1時間降水量が47.0ミリと、共に「激しい雨」を観測しました。
22日正午現在、雨雲レーダーを見ますと、南東から湿った空気が吹き込んでくる、東海や四国の南東斜面を中心に、雨雲が発達しています。
午後 東海・近畿・四国で「激しい雨」や「非常に激しい雨」の所も
特に、雨雲や雷雲が発達しやすいのは、東海や近畿、四国です。あちらこちらで「激しい雨」が降り、局地的には「非常に激しい雨」が降るおそれがあります。
「激しい雨」とは、バケツをひっくり返したように降る雨で、傘をさしていても濡れてしまい、道路が川のようになるくらいです。また「非常に激しい雨」とは、滝のような雨で、傘が全く役にたたず、車の運転が危険なレベルです。このレベルの雨では、短時間でも、アンダーパスなど水はけが悪い道路では、冠水するおそれがあります。落雷や突風、急な強い雨にも、ご注意ください。
三重県 23日火曜未明~明け方も 雨雲が発達するおそれ
紀伊半島沖を進む低気圧に向かって、湿った空気が流れ込み、「その湿った空気が、紀伊半島の南東斜面にあたる、三重県付近でぶつかりやすい状態」が続くでしょう。三重県では、22日月曜午後だけでなく、23日火曜未明~明け方も、発達した雨雲がかかりやすくなりそうです。
雨の強まる時間帯が、夜暗い時間帯と重なるおそれがあります。最新の気象情報を確認するとともに、雨の降り方に十分お気をつけください。
最新の情報 どこを見たら 何がわかる?
①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。