東北北部 10日間合計降水量が平年比9倍近い所も また雨量が増加 土砂災害に警戒
10日間合計降水量 平年比9倍近い所も
8月17日までの「10日間合計降水量」を見ますと、東北北部では、平年の4倍以上の所が多くなりました。中でも、青森県深浦町は平年比881%、青森県弘前市の岳では平年比895%と、平年の9倍近い降水量を観測しました。
また、青森市は平年比769%、秋田市は平年比339%、盛岡市は324%でした。
土砂災害危険度 警戒レベルの所も
土砂災害の危険度分布を見ますと、広い範囲で、黄色の「注意」レベルとなっていて、あちらこちらで赤色の「警戒」レベルとなっています。
さらに、東北北部では、夕方まで局地的に雷を伴い、非常に激しい雨が降るでしょう。雨は夜まで続く所もあり、土砂災害の危険度が増すおそれがあります。18日木曜夜遅くにかけて、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に、警戒してください。
土砂災害の前兆は
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。