石川県梯川で氾濫発生 手取川で氾濫危険水位に到達 川には絶対に近づかないで
石川県梯川で氾濫発生 手取川で氾濫の恐れ

梯川では、埴田町、鵜川町、遊泉寺町地先10.2k から 10.6k(右岸)付近において(堤防越水による)氾濫が発生しました。
小松市、能美市ではすでに浸水が発生していてもおかしくない状況です。
直ちに、市町村からの避難情報を確認するとともに、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとるようにしてください。
また、石川県の手取川(てどりがわ)の鶴来水位観測所(白山市)では「氾濫危険水位」に到達しました。氾濫危険情報が発表されています。【警戒レベル4相当】氾濫危険情報とは、避難指示の発令の目安です。
手取川では堤防決壊等による氾濫の恐れがあり、金沢市、野々市市、白山市、能美市、能美郡川北町、小松市では氾濫によって、浸水する恐れがあります。川の流れもかなり早くなっていますので、川の付近には絶対に近づかないでください。
直ちに、市町村からの避難情報を確認するとともに、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとってください。
いつ避難する? タイミングは?
そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。
天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。
浸水害や土砂災害から避難するには
1つめは、早めの避難を心掛けることです。特に、お年寄りや障害のある方など、避難に時間のかかる方がいらっしゃる場合は、大雨になってしまう前に、行動してください。また、夜中に大雨が予想される場合は、なるべく明るいうちに、避難所など安全な所へ避難することが重要です。
2つめは、より安全な所へ避難することです。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被害にあっています。すでに雨が強まっているなど、どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。
万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。