九州から近畿は所々で猛暑日に 関東の猛烈な暑さはおさまる
九州から近畿は 今年一番の暑さも
一方で、九州から近畿は太平洋側を中心に晴れて、体にこたえる暑さとなっています。14時までの最高気温は、和歌山県新宮市37.2℃、和歌山県田辺市の栗栖川36.8℃、広島県大竹市36.6℃、愛媛県の愛南町36.4℃と、今年これまでで一番の暑さとなっている所もあります。高知市は35.8℃まで上がり、今年初めて猛暑日となりました。
関東は猛暑おさまる
ただ、これまで耐えがたい暑さが続いていたことから、体は疲れがたまっていることと思います。体調がすぐれない時や寝不足の時は熱中症にかかりやすくなりますので、油断せず、室内の温度調節を適切に行ってください。
熱中症を引き起こす条件
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。