九州 すでに非常に激しい雨を観測 今夜は「線状降水帯」が発生し 大雨災害のおそれ
すでに「非常に激しい雨」の降った所も
そんな中、雨雲レーダーを見ますと、九州では、また西から発達した雨雲がかかってきました。
熊本県人吉市では、16時25分までの1時間降水量が65.0ミリ、長崎県南島原市では、17時までの1時間降水量が51.5ミリと、すでに「非常に激しい雨」を観測しました。
九州北部地方・九州南部は 夜暗い時間から「雨のピーク」に
また、16日土曜明け方にかけては、局地的に雷を伴った「非常に激しい雨」や「激しい雨」が降り、大雨となるおそれがあります。さらに、落雷や竜巻などの激しい突風の可能性もあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
特に、今回は、夜暗い時間帯に、雨がどんどん強まるため、いざ、大雨となった時には、避難が遅れてしまうおそれがあります。早めの避難を心がけてください。
大雨の中 車を運転して避難する場合 注意点は
1つめは、雨の降り方が強い時には、いつも以上に慎重な運転をすることです。1時間に20ミリ以上の雨が降ると、ワイパーを速くしても見づらくなります。さらに、1時間に30ミリ以上の雨が降る場合は、高速で走っている時にブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こる恐れがありますので、注意が必要です。
2つめは、避難場所へ向かう道を選ぶことです。降り続いた雨によって川が増水していたり、車道が冠水していたりすることもあります。川からなるべく離れた道を選んでください。車が水に浸かると、ドアが開かなくなって車内に閉じ込められたり、車のエンジンが停止したりする恐れがあります。さらに、水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。大雨で冠水した道路は、川との境目が分かりにくいので、無理をしないで、車で避難するのをやめるのも、選択肢の一つです。