西日本で非常に激しい雨や雷雨 帰宅時間帯もゲリラ豪雨注意
近畿や九州で積乱雲が急発達
兵庫県朝来市和田山では1時間に50.5ミリ(午後4時30分まで)の非常に激しい雨を観測。このほか京都府福知山市三和で1時間に41.5ミリ(午後3時30分まで)、北九州空港で1時間に30.0ミリ(午後3時3分まで)と、いずれも激しい雨が降りました。
大気の状態が不安定になっている理由は、太平洋高気圧を回る湿った空気が次々と西日本に流れ込んでいるためで、今夜にかけても雨雲の発達しやすい状態が続く見込みです。
帰宅時間帯も不安定 都市部は冠水など注意
また、中国、四国は風と風がぶつかる「シアライン」によって、同じような場所に長い時間活発な雨雲がかかる見込みです。広い範囲で大雨となり、総雨量もかなり増えるため、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水などに警戒が必要です。
ゲリラ豪雨 注意すべき場所は?
①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。