「台風4号」に伴う大雨のまとめ 高知県で600ミリ近く 土砂災害に警戒
西日本の太平洋側を中心に大雨 記録的な所も
高知県四万十町窪川では、4日午後10時31分までの1時間に91.0ミリの猛烈な雨(観測史上1位)が降り、1日降り始めからの雨量は600ミリ近くに達しています。
また、近畿地方など台風から離れた所でも短い時間に大雨となり、京都府京丹波町では3日午後2時21分までの1時間に74.0ミリの非常に激しい雨(観測史上1位)を観測。兵庫県丹波市柏原では3日午後1時20分までの3時間に138.5ミリの大雨(観測史上1位)となりました。
広い範囲での雨のピークは過ぎましたが、きょう(6日)も雨の続いている所がありますので、しばらく土砂災害に警戒をしてください。
土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。