九州南部・奄美 1時間50ミリ以上の滝のような雨や落雷・突風に注意
活発な雨雲 徐々に北上中
19日(日)昼頃から、奄美地方には活発な雨雲がかかってきました。1時間雨量は、鹿児島県屋久島町小瀬田で12.0ミリ(13時20分まで)、種子島の中種子市町で10.0ミリ(11時40分まで)などで、ザーザー降りとなっています。このあと、活発な雨雲は徐々に北上し、今夜19日(日)は局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨や落雷、竜巻などの突風に注意が必要です。
日付けが替わる頃から 滝のような雨に警戒
【20日正午までに予想される24時間降水量(多い所で)】
鹿児島県 150ミリ
奄美地方 100ミリ
すでに、この2日間(48時間雨量:19日13時まで)で、種子島や屋久島では100ミリを超える大雨となっています。18日までの30日間雨量では、十島村中之島など奄美地方を中心に平年の2倍以上の雨となっている所があります。
あす20日(月)の朝にかけては、鹿児島市など市街地でも、1時間に50ミリ以上の滝のような非常に激しい雨が降る恐れがあります。
土砂災害や川の増水・氾濫・低い土地の浸水などに警戒が必要です。
土砂災害の前兆
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。